ある日GitHubに表示されていたTravis CIのステータスが表示されなくなった話
さて、今回書く話は別に技術的な内容ではないのですが、GitHubを利用してOSSを開発している人は何らかのCIサービスを利用していると思います。
その中で筆者がTravisCIを使っている時に起こったできことについて綴ります。
TravisCI
Travis CIは、GitHub上のソフトウェアのビルドやテストを行う、オンラインで分散型の継続的インテグレーション サービスである。 オープンソースのプロジェクトであれば travis-ci.org で無料で、プライベートプロジェクトであれば travis-ci.com で有料で利用できる。 Wikipedia
何が起こったか
TravisCIを利用しているリポジトリにはTravisCIでのビルドステータスが緑色のチェックや赤いバツなどで表示されるのですが、ある日突然それが表示されなくなりました。
それだけか、プルリクエストを出した際にテストを通過するまでマージボタンをグレーアウトしてくれる機能も機能しなくなりました。
筆者ははじめ、GitHubActionsを利用するようにGitHub側が促しているのかと思いました(丁度GitHubActionsが発表されて時間が経った頃だったので…)が、そのような記事は探しても見つかりませんでした。
なので、GitHubでTravisCIに対して与えている権限を外してしまったかと思いGitHubの設定ページで確認してみましたが、きちんと権限は付与されています。
原因がよく分からずTravisCI側でいろいろ設定項目を見ている時、リポジトリに対するテストの有効無効の項目を切り替えてみようとトグルスイッチを触ってみたら以下のようなエラーが表示され状態の変更ができませんでした。
An error happened when we tried to alter settings on GitHub. It may be caused by API restrictions, please review and add your authorized Orgs
そこで、このエラーメッセージで検索してみると、スタックオーバーフローで以下のような質問を見つけました。 https://stackoverflow.com/questions/30296133/renaming-a-repo-wrecks-travis
解決
結局理由はよくわかりませんでしたが、TravisCIの方で一度、サインアウトしてもう一度サインインし直したら直りました。
おそらくTravisCIとGitHubの間の認証に何らかの問題があったのでしょう。